スイカ🍉
スイカが大好きだ。
夏が近づき、スーパーにスイカが並び始めると、なんだかそわそわしてしまう。
今すぐにでも買って食べたい。
でも、ぐっと我慢する。
シーズン最初に食べるスイカは、絶対に松本のスイカ。
そう決めているからだ。
長野県松本市では、7月上旬から「すいか村」がオープンする。
JA松本ハイランドあぐり資材センター和田前広場に夏季限定で出店する直売所で、JA直営と生産者直営、二つのテントが並ぶ。
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初めて行った年。
わざわざ松本に泊まり、チェックアウトを済ませてお昼頃に到着すると……
ほとんど売り切れていた。😅
JA直売には小さめのサイズだけが残っていて、それを買って帰った。
「美味しいから2つ買っていきな!」お店のおばさんに勧められ、小さいとはいえ近所のスーパーでは見かけないほど立派なスイカを2玉購入。
結果、本当に2玉買って大正解だった。
とても甘くて、本当に美味しかった。
でも、その横にあった生産者直売のテントがずっと気になっていた。
すでに完売していたのだ。
来年は、あそこで買おう。
そう心に決めて帰った。
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翌年。
今度は9時のオープンを目指して向かった。
ところが駐車場に入る車で大渋滞。
テントには長い行列。
50〜60人は並んでいただろうか。
列の短い方に並んだものの……
2時間近く待った。
炎天下。
日傘は持っていたけれど、ディズニーランド並みの行列はなかなか大変だった。
ようやく手に入れた有機栽培のスイカは、とても甘く、とても美味しかった。
買えたのは3Lサイズ。
それでも台車を借りないと運べないほど大きくて重かった。
そして、その時。
まだ並んだことのない生産者さんのテントに、目を奪われる文字を見つけた。
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羅皇ザ・スイート
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名前からして、もう王様である(笑)
「来年は絶対にこれを買う。」
そう決めて、また一年待つことになった。
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そして、今年。
本当は山梨県にある温泉へ行く予定だった。
朝4時から入れる温泉で、朝日を眺めながら入るのが楽しみだったけれど、この日は曇り空。
朝日は見られなかった。
それでも、少しずつ明るくなる空を眺めながら入る温泉はとても気持ちよく、朝食までいただいて大満足。
駐車場へ戻り、
「道の駅もまだ開いてないし、どうする?」
そんな話をしていたら、
「松本まで1時間半で行けるよ。」
ということになった。
急遽、スイカ村へ向かうことにした。
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到着したのは朝7時過ぎ。
販売開始は9時。
なのに……
すでに行列ができていた。
列に並んで数えてみる。
15組目だった。
キャンプ用の椅子を持ち込んでいる人も多い。
なるほど。この次は私も持ってこよう。
この日は曇りだったので暑さはそれほどでもなかったけれど、それでも2時間待つのはなかなか疲れた。
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その甲斐あって……
ついに。
羅皇ザ・スイート5Lサイズをゲット!!
「これは、もう、ほんっとうに美味しいわよ!!」
「甘くて、とってもシャキシャキしているの!」
生産者さんは、とても愛おしそうにスイカへ紐を掛けながら話してくれた。
その姿を見ているだけで、このスイカを大切に育ててきたことが伝わってくる。
その時、初めて知った。
スイカは、その品種の中で一番大きいものが一番甘くて美味しいのだそうだ。
大きいと大味になるものだと思っていたので驚いた。
自分の番になると、銘柄とサイズを伝え、生産者さんが一玉一玉叩いて選んでくれる。
やっぱり、スイカって叩くんだ(笑)
実は私も、美味しいスイカを見つけるのは得意だと密かに思っている。
受け取ってから、そっと叩いてみた。
間違いない。
美味しい音がした。
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5Lサイズの大きなスイカを2玉。
車へ積み込むと、車内いっぱいに甘い香りが広がった。
それだけで幸せだった。
頭の中ではもう、
スイカゼリー。
スイカアイス。
スイカジュース。
スイカのグラニテ。
そして、山盛りのカットスイカ。
スイカ好きのためだけの、スイカだらけの夢のパフェを作ろうと思っている。
この夏は、キャンプ用の椅子を積んで、もう一度松本へ行く予定だ。
暑いのは苦手。
長い行列も、本当は好きじゃない。
それでも、また並びたいと思う。
それくらい、松本のスイカは美味しい。
私にとって夏は、
「スイカの季節」ではなく、
「松本のスイカの季節」なのだ。 🍉

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